当社では、「清掃技術」「危機管理」「ホスピタリティ」の3つを、医療関連施設清掃の3本柱に設定。
人の命を預かる医療現場においてこそ、清掃技術を駆使して、トップクラスの清掃をご提供いたします。
2019年末に端を発した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の流行に関し、様々な対策、憶測、フェイクニュースが世間に出回っています。
このため当社では、WHO、厚生労働省、国立感染症研究所の現時点における発表を基に、医療従事者にもご協力いただき、当社で働く社員、スタッフが安全に業務に取り組み、安心して生活を送ることができるよう、この記事をここに公開します。
私たちは、建物と人の安全を守り、快適な空間を提供するビルメンテナンス会社です。社員・スタッフの皆さまは、間違った情報に翻弄されず、正しい知識をもって適切な行動をとるよう、心がけてください。(※このページは2020年2月の情報に基づいています。最新の感染対策については、こちらを参照してください)
新型コロナウイルスは、もはや日本中いたるところ、街中のどこに存在していても、おかしくないウイルスです。しかしインフルエンザのように、健康な人、若い人、標準的な免疫機能のある人が重症化することは、まずないと言ってよいでしょう(※現在では、ごく少数ですが、若く健康な人でも重症化することがわかっています)。このため、過剰に恐れる必要はないので、落ち着いて適切な感染予防をしましょう。普段の生活でも、スタンダードプリコーションと咳エチケットをきちんと行うことが大切です。また、毎朝、必ず体温を測りましょう。
もっとも重要なのは、「手洗い」
新型コロナウイルスの感染経路は、接触感染と飛沫感染です。原則として空気感染はしません(※現在では、密な空間などで空気感染が起きていることがわかっています)。つまり、その辺の空気にこのウイルスがふわふわと漂っている、というようなことはないので、マスクが自分自身の予防になるわけではありません(※現在では、マスクにも一定の予防効果があることがわかっています)。ウイルスをもっている人と至近距離で会話することにより感染する可能性があり、WHOのWebサイト では、感染者の1m以内に近づかないように警告しています。
一般的にもっとも効果的な予防法の1つは、石鹸による適切な手洗いです。手洗いのタイミングは、少なくとも、帰宅時、調理前、食事前、トイレ後。ご自宅にあるごく普通のハンドソープで構いませんが、液体せっけんが望ましいです(固形石鹸は、常に湿った状態にあるため、微生物の温床になりやすい)。まずしっかりと手指を流水で洗い流し、よく泡立てた石鹸で手指を15秒以上洗い、それから流水でしっかりとまた洗い流してください。これにより、ウイルスを弱体化し、かつ物理的に排除できます。指と指の間、爪の間、手の甲や手首など、隅々まで丁寧に洗いましょう。
70%程度の消毒用アルコールを持っている方は、すぐに手洗いできない場合のアルコール消毒も、有効です。ただし、70%以上は危険物扱いとなるため、あまり市販されていません。60%未満での効果は、まだ公表されていません。また頻繁にアルコール消毒すると、手が荒れて、そこから接触感染しやすくなってしまいます(手洗いする前に、ウイルスが手から体内に侵入するため)。 br>
地面に安易に物を置くのもやめましょう。感染者が咳やくしゃみをしたときの飛沫は、地面に落ちます。新型コロナウイルスが靴裏で何日間も存在していることが、研究で明らかになっています。
咳やくしゃみをしやすい人は、マスク着用
咳やくしゃみをする人の体内に、もしもウイルスがいた場合、咳やくしゃみのときに飛んだツバにはウイルスが存在しており、これが他の人への感染につながります(=飛沫感染)。このため、「咳エチケット」はとても重要です。咳やくしゃみの症状がある人は、マスクをつけるか、またはその瞬間には口元をハンカチなどで覆って、他の人や物にそのツバを付着させないようにしましょう。(※会話による飛沫でも感染する可能性があります)
自分の体内にウイルスがいるかどうかは、PCR検査でもわかりません。体内にウイルスがいても、無症状の人も多いです。このため、元気な人であっても、「自分の体内にはウイルスがいるかもしれない」「ウイルスがいてもおかしくない」という考えを、まずもっておきましょう。症状がなければ、病院を受診する必要はありません。ただ、自分が飛ばしたツバにはウイルスがいるかもしれないので、それを他の人にうつさないことは、他の人への感染を予防するために大切なのです。
咳やくしゃみの症状のある人は、外出時にはマスクを着用しましょう(※現在では、会話時の飛沫でも感染することがわかっています)。どうしてもマスクが手に入らない、という場合は、手作りすることもできますし、マスクを洗って使い回しても構いません。ハンカチで口を覆う、という方法もあります。この時期、花粉やアレルギーなどで、咳やくしゃみをする人は多いと思います。自分がもっている「かもしれない」ウイルスを拡散させないように、一人一人が注意しましょう。
口や鼻を触る癖のある人も、マスクの着用をお勧めします。どこに新型コロナウイルスがいてもおかしくない今の日本の現状では、自分の手指にいつウイルスが付着しているか、わかりません。手洗い直後の手指でない限り、手指で目、鼻、口を触らないように、気をつけてください。また、どうしても癖で触ってしまう人もいると思います。鼻と口に関しては、マスクで覆うことで、直接触れるのを防ぐことができます。
※ただし、原則として。必ず本文を読んでください。
方法 | 効果 |
---|---|
石鹸と流水による適切な手洗い | 〇 |
5秒間の流水だけの手洗い | X |
60%のアルコール消毒 | 〇 |
60%未満のアルコール消毒 | △ |
2層以上のマスクの着用 | △ |
対策 | 理由 |
---|---|
人との距離を少なくとも1m以上空ける。 | 至近距離での会話による感染の可能性があるため。 |
咳やくしゃみをしている人の傍に寄らない(2m以上離れる)。 | ウイルスが付着しているかもしれないツバや鼻水などを避けるため。 |
しっかりとした睡眠、栄養、休養をとり、ストレスをためない。 | 自分自身の健康を維持することで、もしもウイルス感染した場合に、軽症ですむかもしれないため。 |
自分の目、鼻、口を触らない。 | 自分の手指に付着しているかもしれないウイルスを、粘膜などを通して自分の体内に入れないため。 |
毎朝、体温を測り、37.5度以上の場合には出勤せず、上司に報告する。 | 体が弱っている状態で外出すると、自分が感染しやすくなるため。もしも自分自身がウイルス感染しているとしたら、他の人へうつす可能性があるため。 |
まず大切なのは、スタンダードプリコーションと咳エチケット
まずは、スタンダードプリコーションと咳エチケットが大切です。今までも、きちんとやってきてくれたことと思いますが、これまでよりも一層、気を引き締め、お互いに声をかけ合いながら徹底していきましょう。適切な手洗い方法を、もう一度皆で確認しましょう。爪は短く切ってありますか?腕時計や指輪は外してありますか?指の間や手首まで洗っていますか?20秒以上の時間をかけていますか?
また、病院や介護施設に設置しているアルコール消毒剤は、ほとんどが70~80%のはずです。ただし現場によっては、クライアントからの要望や契約上、設置していない場合があります。また、もしも70%未満のアルコール消毒剤を使っているようであれば、現場責任者、リーダー、本社社員・ラウンド員などへ相談してください。70%以上の商品に替えることができるかどうかを検討します。
清掃作業にあたっては、必ずディスポーザブル手袋を適切に使用してください。また、実際の対応策については、それぞれの現場責任者、ICTチームと十分にコミュニケーションをとり、各施設の感染対策に準じた対応をしてください。
病院清掃においては、マスク着用はそもそも必須です。しかし、医療従事者ですらマスクが品薄の現状では、清掃スタッフの皆さんに十分にマスクが行き渡らないこともあるかもしれません。新型コロナウイルスに限って言えば、マスクは上述のように、自分が感染しないために使うのではなく、自分が持っているかもしれないウイルスを拡散させないために使います。万が一、欠品の際には、次のような対応で一時しのぎをしてください。
内容 | |
---|---|
1 | ディスポマスク着用の優先順位をつけ、絶対に必要な作業をする人(感染患者の退室時清掃など)が優先的に着用する。 |
2 | 可能であれば、絶対に必要な作業をする人の数を最小限にして、ディスポマスクの消費枚数を減らす。 |
3 | その他の人は、2層以上の布マスクを着用する。布マスクは個人用とし、汚れがついた場合には取り替え、毎日洗濯する。 |
高頻度接触面の消毒
新型コロナウイルスは接触感染しますが、70~80%の消毒用アルコール、0.1%次亜塩素酸ナトリウム、界面活性剤により消毒できます。高頻度接触面(階段の手すり、ドアノブ、ベッド柵、ナースコール、トイレ内など)は、なるべく1日1回以上、これらで清拭してください。ただし、人が触れるたびに清拭することは不可能なので、これによって100%感染を防ぐことはできません(多少の予防効果にはなる、という程度です)。
新型コロナウイルスは新しい微生物のため、個別の洗剤に関して、公的保健機関による正式発表はまだありませんが、WHOやアメリカCDCでは、中性洗剤(石鹸や家庭用洗剤)で消毒できると記述されています。また、新型コロナウイルスはエンベロープをもつタイプのウイルスであるため、その構造から、ルビスタ、HDQニュートラル、オキシヴィルファイブも有効であることが推測されます。病院という易感染者の多い場所においては、一般生活と異なり、もっとも確実な消毒薬を選択することが望ましいです。使用する消毒剤については、判明次第、お知らせします。(※独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)が、市販の洗剤による消毒効果を検証し、新型コロナウイルスに効果のある製品リストが公表されています)
自分自身の感染予防については、上記を参考にしてください。清掃中も、一般生活と同じ対応で大丈夫です。清掃後や食事前、帰宅時には、きちんとした手洗いをしましょう。外出時はマスクを着用してください。高頻度接触面(ドアノブ、手すり、トイレなど)は、手袋を着用して、70~80%の消毒用アルコール、または中性洗剤により消毒してください。洗剤や手袋を未導入の現場にも、順次、導入予定ですので、別途お知らせします。
毎朝、出勤前には、体温チェックを必ずしましょう。
体調が悪い人は出勤せず、上司に報告の上、絶対に休んでください。外出を控え、栄養、睡眠、保温をしっかりとり、休養してください。やむを得ず外出する場合は、必ずマスクを着用してください。
現在、東京都内の感染者急増で、医療機関や保健所が逼迫しています。このため、熱・咳の症状が出たら、すぐに近くの医療機関へ電話で相談してください。症状が強い場合には(呼吸困難感、強いだるさ、40度以上の熱など)、すぐに受診しましょう。そのほかの症状がある場合には、1~2日程度様子をみて、軽快しなければ、医療機関へ電話で相談してください。新型コロナウイルスのよくある症状については、感染症専門医のこちらの記事を参考にしてください。
現在、テレビ番組やインターネット上で、新型コロナウイルスに対する様々な感染対策が叫ばれていますが、残念ながら間違った情報がとても多いことが懸念されます。ここに、いくつかのフェイクニュースと思われるものを挙げておきますので、参考にしてください。科学的、医学的に根拠のある感染予防をするように、根拠のないニュースをうのみにしないように、気をつけましょう。
1.「マスクを着用すれば、予防できる」は、慎重に
マスクを着用することによって、自分自身を感染から予防できる効果については、当初はエビデンスがありませんでした。現在では、2層以上の不織布(または布)布マスクであれば、ある程度の予防効果があることがわかっています。ただし万能ではありませんので過信せず、マスク着用中も咳エチケットを心がけましょう。
2.「うがい薬で予防できる」は、間違い
うがい薬をむやみに使用することによって、喉の粘膜が傷つくことがあり、そこからウイルスが体内に侵入しやすくなります。さらに、口内やのどの粘膜にいる常在菌を殺してしまい、かえって自分自身の免疫機能を低下させてしまう恐れがあります。医師の指示による場合以外、うがい薬を多用することは、控えてください。また、うがいをすることで、洗面に飛沫が飛び散りますので、他の人と共有している洗面台でうがいをすると、かえって感染を広げる恐れがあります。
3.「アルコール度数の高いお酒を飲めば、消毒できる」は、間違い
新型コロナウイルスは、70%以上のアルコールで不活化できますが、これほど濃度の高いお酒を飲むと、喉の粘膜が傷つき、そこからウイルスが体内に侵入しやすくなります。また、新型コロナウイルスは接触感染もあるので、一時的にお酒を飲むことによる予防効果はありません。
4.「〇度の温度でウイルスが死ぬ」は、未確認情報
60度のお湯で死ぬ、26-27度の温度で死ぬ、など、様々な憶測が流れています。体内で活発に活動できていることを考えると、体温以下で死ぬことはないでしょう(ただし、体温、水温、気温は同じ条件で考えることはできません)。厚生労働省では70度以上、ECDC(欧州疾病予防管理センター)では90度との記述がありますが、何分以上の漬け置きが必要かについては書かれていません。
5.「アルコール消毒すれば消毒できる」は、気をつけて
厚生労働省の発表によると、新型コロナウイルスは70%の消毒用アルコールで消毒できます。WHOやアメリカCDCでは、60%以上としています。市販されている30~40%程度のアルコール消毒剤は、効果がわかりません。アルコール消毒剤を頻繁に使用することで、手が荒れ、そこからウイルスが体内に侵入しやすくなります。また、手袋をせずにアルコール消毒剤に触れることで、自分の手指の常在菌が死んでしまい、かえって自分自身の免疫機能を下げてしまいかねません。新型コロナウイルスは石鹸でも不活化できるため、アルコール消毒剤はすぐに手洗いできないときに使うようにして、多用しすぎないように気をつけましょう。
清掃管理 | 建物の機能とグレードを保つには、毎日の清掃をはじめ、日常清掃ではカバーできない定期的な専門清掃が重要。熟練したスタッフによるプロの作業技術で、訪れる人やそこで暮らす人々に、安全で快適な建物環境を提供します。 ●清掃(日常、定期、特掃、巡回) ●特別清掃(窓ガラス、外壁洗浄、大理石研磨等) ●塵芥処理 ●グリストラップ清掃 |
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警備・保安サービス | いつ起こるか分からない事故や犯罪などのトラブルを未然に防ぐために、効率的な防災・防火・防犯管理業務を行い、緊急時に迅速に対応できる体制を確立します。専門教育と訓練を受けた警備員が、建物イメージを損わないマナーを大切にしつつ、皆様の安全確保に努めます。 ●常駐警備 ●巡回警備 ●駐車場警備 |
環境・衛生管理 | 衛生的・健康的な建物環境を保持するには、空調や給排水システムの厳格なチェック体制が欠かせません。建築基準法やビル管理法など関連法令に基づき、室内空気環境測定や水質測定を適切に実施し、改善策の提案を行っています。 ●室内空気環境測定/空調設備運転・保守 ●水質測定/水槽類・排水管洗浄 ●ねずみ・害虫類の防除 |
設備点検・管理 | 建物内部の電気設備や防災設備を保守点検し、安全で効率的なメンテナンス作業を行うと共に、万が一のトラブルの際には迅速に修理・対応いたします。築年数の経過したビルから最新式の建物まで、あらゆる設備に対応するエンジニアが業務に当たります。 ●設備の保守・日常点検 ●設備の法定点検 ●各種修繕工事 |
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造園・植栽管理 | 都市の緑化対策が推し進められる近年、ビル・マンションの緑地もますます重要視されています。緑の特性や環境に配慮した植栽管理技術を駆使して、お客様のニーズに沿った快適なリラクゼーションスペースを提供します。 ●定期剪定 ●雑草の除去、消毒作業 ●緑地改修の提案 |
スチュワード業務 | ホテル、レストラン、宴会場のスチュワード業務を、作業の効率化や品質の均一化を重視しながら実施します。 ●食器洗浄 ●食器メンテナンス ●食器保管・管理(インベントリーチェック) ●セッティング・スタンバイ ●ヤード回収/ギャベジルーム管理 |
その他 | リフォーム工事、大規模修繕工事、退去立会代行・原状回復工事、不動産売買仲介、資産活用のご相談等 |
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「清掃技術」「危機管理」「ホスピタリティ」のそれぞれの分野にリーダーを設け、問題の報告や改善後のルール導入に責任を持って対応いたします。
当社指導員や外部コンサルタントによる教育を通じて、段階的に高度なスキルを持つだけでなく、人間としての向上心や知性を磨き、人間力も高めていきます。
資機材メーカー主催の外部研修や最先端の清掃ロボット研修等にも参加し、常に新しく適正な清掃資機材及び機器の研究を続けています。