当社では、「清掃技術」「危機管理」「ホスピタリティ」の3つを、医療関連施設清掃の3本柱に設定。
人の命を預かる医療現場においてこそ、清掃技術を駆使して、トップクラスの清掃をご提供いたします。
日常生活における感染対策については、こちらのお知らせをご覧ください。ここでは、特に病院で清掃業務を担っている皆さんに向けて、情報をお伝えしたいと思います。介護施設清掃のスタッフの方に参考になる箇所もありますので、どうかお読みください。
皆さんが働いている病院という場所は、新型コロナウイルスに感染したら命に危険のある患者様がいらっしゃいます。そして皆さんの使命は、その病院の衛生環境を安全に保つことです。新型コロナウイルスは接触感染するため、隔離をしない限り、100%の予防は困難です。このため私たちにできることは、100%予防可能な飛沫感染対策をきっちり行うこと。そして、接触感染対策を可能な限り徹底することです。これにより、感染リスクをどんどん下げていくことができます。
病院においては、私たちのわずかな気のゆるみが、患者様の命を左右してしまいかねません。自分自身はもちろんのこと、患者様や医療従事者の方々の安全を守るために、一つ一つの行動に注意し、適切な感染対策をお願いいたします。何か不安なことや相談があれば、本社のラウンド員に遠慮なく連絡をしてください。(2021年1月9日更新)
このお知らせでもお伝えしたことですが、まずはスタンダードプリコーションを皆で必ず徹底しましょう。既にご存知のことと思いますが、ここで改めて、スタンダードプリコーションについておさらいします。
スタンダードプリコーションとは、適切な手指衛生と咳エチケットです。手指衛生とは、手洗いとアルコール消毒のこと。行うタイミングは少なくとも、出勤時、業務開始前、病室入室前、手袋を外した後、業務終了後、食事前、トイレ後です。
適切な手洗い | ・爪は短く切り、装飾はしていない。 ・腕時計、指輪は外している。 ・石鹸をつける前に、手を流水でよく洗い流している。 ・石鹸はよく泡立て、手の甲、手のひら、指の間、爪の間、手首まで、隈なく15秒以上かけてこすり洗いしている。 ・石鹸は十分に洗い流し、ペーパータオルでしっかり拭き取っている。 |
適切な手指消毒 | ・消費期限の切れていない、70~80%程度のアルコール製剤を使用している。 ・アルコール製剤は、たっぷり1プッシュ分を使っている。 ・アルコール製剤は、手の甲、手のひら、指の間、爪の間、手首まで、満遍なく15秒以上かけてすりこんでいる。 ・消毒後は、きちんと乾かしている。 |
咳エチケット | ・院内では、必ずマスクを着用している。 ・何かの理由でマスクを外していたとしても、咳やくしゃみをするときには、必ずマスクを着用している。 ・どうしてもマスクがなく、咳やくしゃみをするときには、ハンカチやティッシュなどで口元を覆っている。 ・使用後のマスク、ティッシュは、感染ゴミとして処理している。 |
何度もお伝えしていることですが、新型コロナウイルスの感染経路は、接触感染と飛沫感染です。
接触感染は、誰がウイルスをもっているかわからない状態では、100%予防することは困難です。このため、自分自身の手指衛生を行うこと、高頻度接触面を消毒すること、この2点をきちんと行うことが大切です。これにより、少しでも感染リスクを下げることができます。洗剤・消毒剤を使用して、高頻度接触面を1日1回以上、清拭してください。
使用する洗剤・消毒剤は、70~80%程度の消毒用アルコールか、次亜塩素酸ナトリウム水溶液が望ましいですが、これらは材質を傷めることもあり、病院のご希望によって異なります。各現場で決められた洗剤・消毒剤を適切に使用してください。
病棟(病室内) | ドアノブ、ベッド柵、床頭台、テーブル表面、ナースコール、電気などのスイッチ、トイレ |
病棟(病室外) | 手すり、ドアノブ、エレベーターのボタン、トイレ |
病棟外 | 手すり、ドアノブ、エレベーターのボタン、トイレ、自動販売機、電気などのスイッチ、公衆電話 |
現在では、無症状の場合でも、通常の会話によって感染することがわかってきました。感染していてもPCR検査で検出されない場合もあり、誰がウイルスを持っているかはわかりません。このため、業務中はもちろんのこと、会話する際にはマスクを着用しましょう。
特に気をつけなければならないのは、マスクを外している休憩時間や更衣室などにおいてです。大声でなくとも、会話時の飛沫は1m程度飛びます。マスクを外しているとき、人との距離を1m以上空け、大声を出さないようにしましょう。食事中はなるべく話さないか、相手や、相手が食べる物に飛沫がかからないよう、顔の向きを変えるなどの工夫をしましょう。
もう一度、この新型コロナウイルスの感染対策をリストアップしておきますので、再度確認し、徹底していきましょう。
自分自身を感染から予防するために | ・出勤時、業務終了後、帰宅時、調理前、食事前、トイレ後には、20秒以上かけて、石鹸で正しい手洗いをする。 ・洗っていない手で目、鼻、口を触らない。 ・人混みを避ける。 ・人と話すときは、1m以上離れる。 ・具合の悪いときは、外出せず、自宅で休養する。 |
自分がもっているかもしれないウイルスを、人にうつさないために | ・毎朝、体温を測る。 ・咳やくしゃみをするときは、マスクを着けていたとしても、人のいない方を向くか、しゃがむ。 ・会話するときは、マスクをして、1m以上距離をとる。 ・食事中は話さない。または、相手の食べ物から1m以上離れるか、顔の向きを変えるなどの工夫をする。 ・具合の悪いときは外出せず、自宅で休養する。 |
60歳未満の方 特に持病のない方 |
・出勤しない。なるべく外出もしない。 ・同居者がいる場合や、やむを得ず外出する際は、マスクを着用する。 ・栄養・水分、睡眠、保温をしっかりとり、休養に努める。 ・熱、咳の症状が出たら、すぐに近くの医療機関へ電話で相談する。 ・その他の症状では、数日様子をみて、軽快しなければ近くの医療機関へ電話で相談する。 ・受診先がわからないなど困ったら、居住地域の受診・相談センターへ電話する。 ・高熱、強いだるさや息苦しさなど、強い症状があれば、マスクを着用してすぐに受診する。 |
右に該当する方は 症状が出たらすぐに受診 |
60歳以上、がん、慢性腎臓病、COPD、肥満(BMI30以上)、心臓の疾患、2型糖尿病、喘息、脳血管疾患、高血圧 ※受診の際は必ずマスクを着用し、可能であれば公共交通機関を利用しないでください(ただし、自分で運転しないこと)。 |
新型コロナウイルスに感染した患者様が入院した場合には、基本的には病院の指示に従いましょう。また、他の感染症病室と同じく、どの病室かをスタッフ全員が把握して、うっかり感染対策をせずに入室してしまうことのないようにしましょう。
入院中の病室の清掃を当社で行うのか、医療従事者で行うのかについては、原則としてはこれまでの契約通りです。しかし、まだ詳細の判明していない微生物であるため、特殊な扱いとなるかもしれませんので、ICTチームなど医療従事者の方に確認してください。
基本的には、MRSAと同じ接触感染対策、インフルエンザと同じ飛沫感染対策のうえでの清掃作業となります。従って、個人防護具(サージカルマスク、ディスポーザブル手袋、袖付きディスポーザブルガウンなど)が必要です。日本環境感染学会による対応ガイドを基に、必要な清掃資機材を挙げておきます。在庫を確認しておきましょう。当社で用意のない物については、病院から支給してもらう必要があります。ラウンド員とともに管理担当部署やICTチームと相談し、いざ患者様が入院されたときに慌てないですむよう、準備をお願いします。
個人防護具 | サージカルマスク、ディスポーザブル手袋、袖付きディスポーザブルガウン、場合によりN95マスク、フェイスシールド |
消毒剤 | 70~80%程度の消毒用アルコールまたは0.1%次亜塩素酸ナトリウム(ない場合には、ルビスタ、HDQニュートラル、オキシヴィルファイブ、中性洗剤で代用) |
清掃用具 | 病室専用モップ、病室専用ダスタークロスまたはショードック(70~80%程度のアルコール含有クロス)、洗面用スポンジ(病室専用) |
その他 | 感染ゴミ用ビニール袋 |
言うまでもなく重要なのは、室内に間違いなく存在するウイルスを、室外へ持ち出さないことです(感染の拡散防止)。このため、個人防護具の正しい着脱が必要不可欠です。防護具は、脱ぐときにもっとも感染リスクが高くなりますので、汚染部分を素手で触らないように脱ぎ、脱いだ後はただちに入念な手洗いが必要です。防護具の着脱を事前に訓練したスタッフでなければ、感染部屋の清掃には従事できません。
できるだけすべての資機材を、ディスポーザブル用品とするのが望ましいです。消毒剤やモップ柄など、ディスポ化できない物は病室専用とし、できるだけ室内に置かせてもらうようにしてください。どうしても置けない場合には、シールを貼るなどして病室専用であることを明記しておき、使用後は消毒剤で消毒のうえ、室外へ持ち出しましょう。感染病室で使用する物品は、まとめておき、他の清掃資機材と保管場所を分けておきましょう。
感染ゴミは素手で触らず、手袋をつけた状態で処理しましょう。病室内に感染ゴミ用のメディカルペールが置いていない場合には、その場で捨てることができないため、個人防護具を外して手指衛生した後、再び手袋をつけて処理する必要があります(処理後、手袋を外したら、再び手指衛生が必要です)。
新型コロナウイルスはエンベロープ・ウイルスなので、界面活性剤(石鹸、中性洗剤など)で不活化することができます。独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)が、市販されている石鹸や洗剤の新型コロナウイルスに対する効果を検証しました。ただし今のところ、病院においては、消毒する際には消毒用エタノール、または次亜塩素酸ナトリウム水溶液を使用することを基本とし、欠品などの際に洗剤で代用します。
消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、材質を傷める恐れがあります。また、使用時に噴霧すると、鼻から吸い込み、肺の粘膜を損傷する恐れもありますので、使用には十分注意しましょう。
どの洗剤・消毒剤を使用するかは、基本的には、病院の指示に従うことになります。また、流通状況がまだ安定していないため、従来の洗剤が入荷されないことがあり得ます。急なオペレーションの変更などもあるかもしれません。リーダーを中心に、みんなでしっかりとコミュニケーションをとりながら、安全に作業してください。
清掃管理 | 建物の機能とグレードを保つには、毎日の清掃をはじめ、日常清掃ではカバーできない定期的な専門清掃が重要。熟練したスタッフによるプロの作業技術で、訪れる人やそこで暮らす人々に、安全で快適な建物環境を提供します。 ●清掃(日常、定期、特掃、巡回) ●特別清掃(窓ガラス、外壁洗浄、大理石研磨等) ●塵芥処理 ●グリストラップ清掃 |
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警備・保安サービス | いつ起こるか分からない事故や犯罪などのトラブルを未然に防ぐために、効率的な防災・防火・防犯管理業務を行い、緊急時に迅速に対応できる体制を確立します。専門教育と訓練を受けた警備員が、建物イメージを損わないマナーを大切にしつつ、皆様の安全確保に努めます。 ●常駐警備 ●巡回警備 ●駐車場警備 |
環境・衛生管理 | 衛生的・健康的な建物環境を保持するには、空調や給排水システムの厳格なチェック体制が欠かせません。建築基準法やビル管理法など関連法令に基づき、室内空気環境測定や水質測定を適切に実施し、改善策の提案を行っています。 ●室内空気環境測定/空調設備運転・保守 ●水質測定/水槽類・排水管洗浄 ●ねずみ・害虫類の防除 |
設備点検・管理 | 建物内部の電気設備や防災設備を保守点検し、安全で効率的なメンテナンス作業を行うと共に、万が一のトラブルの際には迅速に修理・対応いたします。築年数の経過したビルから最新式の建物まで、あらゆる設備に対応するエンジニアが業務に当たります。 ●設備の保守・日常点検 ●設備の法定点検 ●各種修繕工事 |
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造園・植栽管理 | 都市の緑化対策が推し進められる近年、ビル・マンションの緑地もますます重要視されています。緑の特性や環境に配慮した植栽管理技術を駆使して、お客様のニーズに沿った快適なリラクゼーションスペースを提供します。 ●定期剪定 ●雑草の除去、消毒作業 ●緑地改修の提案 |
スチュワード業務 | ホテル、レストラン、宴会場のスチュワード業務を、作業の効率化や品質の均一化を重視しながら実施します。 ●食器洗浄 ●食器メンテナンス ●食器保管・管理(インベントリーチェック) ●セッティング・スタンバイ ●ヤード回収/ギャベジルーム管理 |
その他 | リフォーム工事、大規模修繕工事、退去立会代行・原状回復工事、不動産売買仲介、資産活用のご相談等 |
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当社指導員や外部コンサルタントによる教育を通じて、段階的に高度なスキルを持つだけでなく、人間としての向上心や知性を磨き、人間力も高めていきます。
資機材メーカー主催の外部研修や最先端の清掃ロボット研修等にも参加し、常に新しく適正な清掃資機材及び機器の研究を続けています。