商業ビル・商業施設清掃

ビーエムアドバンスは、ホテルやデパート、フィットネスクラブなど、さまざまな商業ビル・施設の清掃を行っています。近年、ノロウイルスやインフルエンザ、麻疹（はしか）などの感染症が、そうした商業ビル・施設を介して流行するというニュースを耳にすることが多くなりました。そのような商業施設において、空気感染や接触感染などの感染を予防することは、非常に困難です。しかし、商業ビルや施設が「お客様やご利用者様の安全を守る」という観点を持つのは、とても大切なこと。私たちが考える商業ビル・施設の清掃業務とは、ただ建物を清潔な状態に保つだけではありません。そのビルや施設にいらしたお客様に安全で快適な環境を提供することも、私たちの重要な使命です。
ビーエムアドバンスは、長く病院清掃業務に従事。病院は、非常に高度な衛生環境が求められるところです。そこで培った高度な技術を生かし、「患者様の安全を守る病院清掃」を商業ビル・施設にも応用することで、ビルや施設にいらっしゃるお客様の安全を守り、快適空間の提供を実現し、商業施設の価値向上に貢献します。

運営体制と教育について

ビーエムアドバンスは、東京都内の高級大型ホテルのレストランやキッチン、厨房メンテナンス（グリーストラップ含む）、高級フィットネスクラブ、パチンコ店などの遊技施設・アミューズメント施設の清掃業務を多数受注。また最近では、高級ブランドのテナントが数多く出店している都内大型商業施設の受注も決まり、来店されたお客様への接遇マナーに対しても、更なる精進を決意しています。
商業ビルや施設の方々から特にご好評いただいているのは、定期清掃。なかでも定評があるのは飲食店のキッチン清掃で、その背景として、ビーエムアドバンスが関連会社として飲食店を展開していることが挙げられます。
またビーエムアドバンスは、警備業務、設備点検・消防点検、植栽等、あらゆるビルメンテナンス業務を手がけています。特に、休日や早朝・夜間の定期清掃を得意としており、営業時間外でしっかりとビルメンテナンスできることが、当社の強み。他社に先駆け、最先端のポリッシャーを導入したほか、剥離やワックスがけなど、高度な技術を備えています。なかでも、立体的な視点をもった当社独自の３D清掃や、医学的根拠に基づいた感染対策、さらに、病院清掃で培った高水準のトイレ清掃は、当社ならではの特長です。
また、社員やスタッフの教育も徹底。OJTに偏りがちな会社が多いなか、ビーエムアドバンスは系統立てた教育体制を構築。スタッフによって業務レベルのばらつきがないように、高度な清掃技術を標準化するとともに、お客様に対する接遇マナーの向上にも力を入れています。近年では、外部研修会にも積極的に参加。「私たちスタッフも商業ビル・施設で働き、お客様をお迎えするスタッフの一員である」という自覚を持って、業務に取り組んでいます。

商業ビル・施設においては、日常清掃、定期清掃、特殊清掃など、様々な角度からの清掃プランがあり、それぞれ必要に応じて組み合わせるのが一般的です。しかし、これらを別々の業者に依頼してしまうと、業務範囲が明確でなくなり、作業箇所が重複して無駄な労力を使うことになったり、どの清掃プランにも含まれず見落とされる箇所が発生してしまったりと、質の低下を招く恐れがあります。そのため、信頼できる業者に一括して業務を委託することが、業務の効率化とコスト削減には理想といえます。
また、日常清掃と定期清掃を上手に連携させるということも、業務の効率を考える上では、とても大切な要素です。たとえば、休日や早朝・夜間帯にしかできない定期清掃でしっかりメンテナンスしておけば、日常清掃をぐんと楽にできることがあります。また、汚れやすい箇所に気づいた日常清掃のチームが、その内容を定期清掃のチームに伝え、定期清掃時に重点的に作業を行うことで、日常の業務量を大幅に圧縮できることもあります。その逆に、定期清掃のチームが気づいたことを日常清掃のチームに伝えれば、日頃からそのことを意識して作業することができ、結果的に定期清掃の回数を減らすことができるかもしれません。たとえば、商業ビル・施設内の喫煙所や喫煙室は、トイレやレストランエリアに次いで汚れやすい場所ですが、定期清掃で壁面等に付着したヤニなどをしっかりとることで、日常清掃の負担を減らすことができます。このように、日常清掃と定期清掃をきちんと連携させることで、業務がグッと効果的になるだけでなく、時間短縮や人件費削減にもつながるのです。

商業ビル・施設の規模や種類、建物の構造などによって状況は異なり、必要な清掃プランも変わります。コスト削減のため、安易に作業時間を短縮することは作業の質を落とし、商業ビル・施設のイメージダウンや価値低下につながりかねません。ビーエムアドバンスは、高級ホテルやデパート、フィットネスクラブ、アミューズメント施設など、さまざまなビルのメンテナンスを手がけているため、規模、営業時間、業務内容、客層など、商業ビル・施設の特色を考慮しつつ、クライアント様のご要望に合わせ、ご予算の範囲内でトータル・プランニング。清掃のみならず、設備点検・管理や保安サービスなど、さまざまなビルメンテナンス業務との一括受注が可能です。商業施設の規模や種類、クライアント様のご予算・ご要望などに合わせて、年間での効率的な清掃プランニングをご提供するため、商業ビル・施設の価値向上とトータル・コストの削減を、同時に実現することができます。

私たちは、「従来の床だけの清掃から脱却」を目指し、平面としての床だけではなく、建物の構造などを考慮した「立体的な視点」で業務を行っています。建物の構造や空調施設から吹く風の流れ、さらに人の動線などと連動して、ごみが溜まりやすい場所は自ずと決まってくるもの。それをどれだけ的確に把握して、巡回時にこまめにきれいにできるのかが、日常清掃で清潔を保つコツになります。
たとえば、バックヤードの出入り口付近やキッチン直結の廊下は、空気が一方向に流れるため、どうしても埃がたまりやすい箇所。その部分を日常清掃によって、開店前までにきっちりと磨き上げることは、とても大切です。また定期清掃では、壁面上部や天井の隅、照明やダクト付近などの埃も、きれいに拭き上げておくことが必要。ここに埃がたまると、空気の流れにのって廊下の隅などに埃が積もってしまう原因となり、せっかく開店前にきっちり清拭しても、すぐに埃がたまってしまいます。また、目立つ場所に埃が積もっていると、商業ビル・施設全体が暗く、黒ずんだ印象をお客様に与えてしまいます。
当社では、商業施設の規模や種類などによって、適正な頻度の定期清掃との組み合わせをご提案。特に、ダクト付近は最も埃がたまりやすいため、フラワークリーンなど適切な資機材を使用し、きれいな状態をキープするとともに、日常清掃でも必ず目を配るよう、スタッフに徹底しています。
また、意外なところでは、レストランのウェイティング・チェアやメニュー看板の下も盲点になります。椅子や看板が営業中と同じ配置になっていると、作業がスムーズに進みません。この場合は、レストランのご担当者様にお願いし、閉店後に椅子や看板を店内へ片づけていただくなど、テナント様と事前のルール確認をしっかり行うことも重要になってきます。

「商業ビル・施設の印象は、トイレで決まる」と言っても過言ではないほど、トイレの清潔度は大切です。特に、高級ホテルやデパートなどは、非日常的な楽しみを求めて不特定多数の方が集まる場所。トイレの掃除が行き届き、きれいに保たれているだけで、そのホテルやデパートがお客様に与える印象は、グッと好ましいものになります。その逆に、トイレが汚ければ、商業ビル・施設そのもののイメージダウンとなり、集客に影響を及ぼしかねません。
ビーエムアドバンスがもっとも得意とし、また誇りとしている病院清掃では、トイレをいかに清潔に保てるのかが、清掃レベルをはかる指標の一つになっています。なぜなら、病院のトイレには高頻度接触面が多数存在し、しかも不潔になりやすい場所であるため、感染症の拡大を発生しやすい場所だからです。このため、医療施設では適切な除菌方法による高水準の感染対策が欠かせません。
さらに病院は、患者様やそのご家族など、免疫力が落ち、心身ともに衰弱されている方が多くいらっしゃるため、見た目にも美しく、不快な臭いのないトイレを提供することは、とても大切です。ビーエムアドバンスは、このように高水準の病院清掃を得意とし、病院関係者の方々から高い評価をいただいてきました。こうした経験から培った技術を商業ビル・施設でも生かし、たとえばウォシュレットや便座裏など、普段は目が届かない箇所も徹底的に清掃。商業ビル・施設の価値向上やイメージアップをお約束します。

商業ビル・施設には、不特定多数の人々が毎日多く出入りします。そのため、集団感染が発生するリスクも、決して見逃すことはできません。特に、近年ではさまざまな国や地域からお客様がいらっしゃるため、商業ビルや商業施設全体で感染対策を行うことが欠かせません。
ビーエムアドバンには、病院清掃で習得した感染対策技術があります。たとえば、スタンダード・プリコーション（標準感染予防策）、咳エチケットの徹底、適切に除菌できる洗剤の使用などのほか、スタッフ自身が自分の健康管理に気をつけたり、お客様の嘔吐時には嘔吐物処理キットで素早く安全に処理したり、平常時から感染対策に対する取り組みに力を入れています。

清掃業務に用いる資機材は、常に進化しています。ビーエムアドバンスでは、最新の資機材を導入し、作業を効率化。商業ビル・商業施設の寿命を伸ばし、建物の価値を長く保つことに貢献しています。たとえば、最新のバッテリー式自動床洗浄機やウェットバキュームを導入することで、電力削減や人員削減に寄与しています。また、除菌効果に優れているだけではなく、洗浄と除菌を一度にできる洗剤を採用することで、拭き取りなどの手間を省略するとともに、作業時間を短縮し、効果的な清掃を行います。
さらに当社では、人体や環境への影響の少ない洗剤など、環境に配慮した資機材を積極的に採用。建物から排出される廃棄物の減量やリサイクル、分別も促進しています。
また、作業箇所に合わせて、短時間で効果的な清掃を実現できる作業用具（たとえば、柄の長いL字型モップや、静電気モップなど）を選択し、わずかなひと手間で高品質の清掃を実現しています。

現在、清掃業界では業務用RPAロボット（デジタルレイバー）の活躍が期待されています。しかし現実には、機能面ではまだまだ人間に劣るのが実情。そのため、ロボットの特性を考慮しながら、どのような箇所にどのように導入するのかを、使用する側が検討したうえで導入することが重要です。 ビーエムアドバンスでは、清掃ロボットの導入検討チームを結成し、どうしたらローコストで高品質な作業をご提供できるのかを研究しています。作業する場所や内容によっては、ロボットの方が低コストで、人間と同じ品質レベルの清掃をご提供できますが、だからといって、すべての作業をロボットだけに頼れば、全体的な清掃レベルが低下してしまう恐れもあります。つまり、人間とロボットがお互いの特性を考慮しながら、適切に作業を分担しなければならないのです。ビーエムアドバンスは、「人手不足だからロボットを使う」というような安易な理由で、高額なロボット導入をご提案していません。ご安心して、どんなことでもご相談ください。

グローバリゼーション対応

海外からの来賓・来客が増えるにつれて、商業ビル・商業施設はどんどん国際化しています。そうした状況に対応するため、ビーエムアドバンスは外国語対応についても早くから検討。たとえば、ごみ箱や作業中の看板などを4か国語で表記しているほか、外国人スタッフも積極的に採用。日本の文化や習慣などへの理解を深める研修を行っています。

ビーエムアドバンスでは、現場ごとに、「清掃技術」「危機管理」「ホスピタリティ」の３分野について、それぞれのリーダーを配置。各リーダーが責任をもって、マニュアルに則った清掃を清掃スタッフに徹底させます。指示系統がしっかり確立しているからこそ、問題を早期発見し、速やかに改善することができるのです。
清掃スタッフからリーダーへの「報・連・相」、リーダー間の「報・連・相」、リーダーから本社への「報・連・相」を徹底。さらに業務日誌を活用し、現場で起こっている問題を全社で共有します。もし問題点があれば、速やかに改善・ルール化し、再発の防止に努めます。
こうした業務の運営体制を日頃から整備しておくことにより、常に高品質の商業施設清掃を実現することができるのです。

業務改善のヒントは、毎日の業務の中にある。そう考え、ビーエムアドバンスでは、日々の清掃業務をさらによいものにするため、すべての現場をラウンド員が定期的に巡回しています。ラウンド員とは、ビーエムアドバンス独自の「現場と本社とクライアント様」のつなぎ役で、2つの役割を果たしています。

ラウンド員の役割【１】
清掃スタッフの現状を把握し、常に改善 現場の問題点は、その場でただちに改善、指導。その場での対応が難しい問題は、本社に持ち帰って話し合い、改めて現場へフィードバックします。また、社内規定やマニュアルの遵守もチェックいたします。

ラウンド員の役割【２】
クライアント様からのご要望を伺い、常に改善 ラウンド員は、ご担当者様のもとへも定期的にラウンド。クライアント様からのご要望や評価をお伺いし、ご希望にかなうよう、清掃スタッフを指導します。クライアント様の意思が清掃スタッフに浸透するようにいたします。

このような問題点や改善策は、他の現場にも通達。当社が管轄する全ての清掃現場のレベルアップに努めます。こうしたPDCAサイクルを速やかに繰り返すことで、どの現場においてもハイレベルな商業施設清掃を提供することができるのです。

清掃業界においては、現在、次々に新しい技術や資機材が生まれています。また、少子高齢化の影響を受け、労働人口減少による人手不足や、不況によるコスト削減、2020年東京オリンピック開催に伴う国際対応など、時代の流れは大きく変化しています。
「清掃」という業務は歴史の節目を超え、いつの時代も、また、どんな環境でも必要とされてきたもの。しかし、時代の変化に即して、その業務内容はどんどん改革していかなければなりません。人々の価値観が多様化し、高度に技術化が促進した現在では、「ただ掃除すればいい」「目の前のゴミをかたづければいい」というのでは、不十分なのです。
そのため、ビーエムアドバンスはさまざまな角度から人材教育を行うことが大切だと考えています。時代の変化やニーズに応えられるように、自分たち自身のレベルアップを図ること、そして、プロのビルメンテナンス企業の一員として、クライアント様に適切なビルメンテナンスを提供できること、さらに、商業施設の利用者の方々に安全と快適を提供できることを目指して、自分たちを磨き続けています。

階層別教育システムの導入
ビーエムアドバンスは、社員教育に「階層別教育システム」を導入。「入社・採用時研修」「スタッフ研修」「責任者研修」「外部講師研修」という４つのプロセスにおいて、それぞれ必要なトレーニング項目を学んでいます。段階的に、プロの商業施設清掃スタッフとしての学びを深めていくことで、着実な清掃スキルの取得、サービス品質の向上、クオリティーの統一化を目指します。また、高度なスキルを持つだけでなく、人間としての向上心や知性を磨くことで、人間力も高めていきます。

新規スタッフトレーニング
これから当社の商業施設清掃スタッフとして活躍する新規職員を対象に、「新規スタッフトレーニング」を実施。「商業施設清掃とは」「基本的な清掃技術と3D清掃の視点」「感染予防対策の概要」などを、ステップ式に学びます。特に、新規スタッフへの清掃教育で、一番はじめに指導することは、商業施設清掃の心得と接遇。商業ビル・施設にはさまざまな目的で、年齢や国籍などの異なるさまざまなお客様が集まります。すべてのお客様が不快な思いをされることなく、快適に過ごすことができることも、お客様のおもてなしには、とても大切な要素。お客様をお迎えする商業ビル・施設の一員として、清掃スタッフ自身も思いやりと気づかいをもって対応することを心がけるとともに、常にそういう気持ちを持つことが、隅々まで行き届いた高品質の清掃業務に繋がると考えています。

多角的な４プログラム
ビーエムアドバンスは、商業ビル、レストラン、フィットネスクラブ、パチンコ店などの清掃業務において最も大事なことは、ビルや施設にお越しのお客様が安全で快適に過ごせることだと考えます。そのために清掃員が行わなければならないことは、一人一人が確かな知識と経験に基づいた適切な清掃を習得し、高い意識をもって業務に臨むこと。ビーエムアドバンスは、「技能研修」「接遇研修」「外部講師研修」「各種資格取得」という４つのプログラムに沿って、商業施設清掃スタッフに求められる技術を多角的に学びます。

災害時対応
どれだけビルや施設の管理に気を配り、安全で快適な環境を維持する努力を続けたとしても、災害を100％避けることはできません。そのため大切なことは、情報伝達も含めたマニュアルを作成し、すべてのスタッフがマニュアルの内容を完全に把握しておくこと。そして、いざという時にも慌てることなく、速やかに行動できるよう日頃から心構えをしていくこと。そのためには、商業ビルや施設のオーナー様やテナント様とどれだけ入念に事前打ち合わせを行い、いざという時の対応について共通認識を固めておけるのか、ということが鍵となります。
ビーエムアドバンスは、病院や介護施設の清掃業務を得意としていますが、これらの施設では、避難訓練や防災訓練は非常に重要。患者様やご利用者様の安全をお守りするため、定期的に訓練を行っており、当社の清掃スタッフもそうした訓練に必ず参加しています。そうした経験から得た知見を、ビーエムアドバンスが手がける他業務でも活かすため、当社の管理職を対象に、災害時対応に関する教育を徹底。また、「現場と本社とクライアント様」のつなぎ役である、ビーエムアドバンス独自の役職「ラウンド員」が災害時対応についても、オーナー様やテナント様と平常時からしっかり検討。すべてのスタッフに方針と対策を徹底しています。